「韓国で留学したいですけど、どこの語学堂がおすすめですか?」
韓国留学相談で1、2位を争うのが「おすすめ語学堂」に関する質問です。
特に韓国留学が初めての人にとって語学堂選びはできるだけ後悔したくありませんよね。
今回の記事では韓国教育部(日本の文部科学省に相当)が発行している統計資料を元に、ソウル市内にある語学堂16校の外国人留学生数および日本人留学生数の推移について分析し、そこから人気のあるおすすめ語学堂リストを作成しました。
- 日本人の多い/少ないソウル市内の語学堂について知りたい人
- どのような語学堂があるのか気になる人
- 語学堂選びで迷っている人
- 2012年から2019年まで韓国ソウルに在住。
- 語学留学▶大学留学▶ワーホリ▶永住などの資格で滞在。
- 現役の韓国語講師であり韓国留学コーディネーター。
人気のある語学堂・おすすめ語学堂リストとは?
特定国出身の留学生で偏っていないクラス編成が期待できる語学堂
語学堂には様々な国(160を超える国と地域)からの留学生が韓国語を学びにきています。
実は人気のある語学堂と一言でいっても国によってその基準は異なりますし、韓国語学習レベルでも変わってくるので一概に「ここがいいですよ」と言いにくいんですよね。
個別でカウンセリングしながら決めるのが王道ですが、サクッと決めたい人もいるはず。。
そこで、この記事では「韓国留学初心者におすすめしたい語学堂」という視点で書きました。
日本人留学生の多い・少ないは重要?
個人的な意見を述べると、あまり重要ではないと考えます。
その理由として、まず日本人留学生の推移を見ると一種のトレンドが存在するからです。
つまり、ネットの情報や留学代理店のカウンセラーの人から「日本人留学生が多い/少ないですよ」と言われたとしても、年度によって変わってくるので実際には留学してみないと分からないというのが実情なのです。
また後述しますが、上の級に行けば行くほど日本人留学生の割合というのは必然的に増えていきます。
重要なのは出身留学生のバランス
クラスメイトの出身国が偏っていると、韓国語ではなく母国語で話す機会が増えるというデメリットが存在します。
- クラスの中で自分だけが日本人で、残りはみんな同じ国からきた留学生ばかりで完全アウェイになってしまった・・(教室で韓国語より周りの留学生の母国語しか聞こえない)
- クラスのほぼ全員が日本人なので、ついつい日本語で話しかけてしまうから思ったよりどっぷり韓国語漬けにならないのが不満。
韓国留学初心者にとって国籍バランスが重要な理由
実際に留学してみると、最初の授業は緊張して韓国人の先生の言っていることが聞き取れなかったり、韓国語が難しいと感じる場面が出てきます。
そんなときに助けになるのが同じクラスメイトの存在なのです。
クラスメイトの共通言語が韓国語になるので、授業内外で韓国語を使う機会が多くなる。
授業では会話文を読んだり、ロールプレイング式の授業があり、その際に隣の留学生と話す機会がたくさんあります。
ですが、韓国語初心者にとって大事なのは授業外の雑談。この時、お互いに慣れない韓国語でやり取りするのですが、最初の頃は意思疎通が難しくても、学期が終わる頃には辞書がなくても言葉のキャッチボールができるようになってきます。
特に韓国語初心者の方の場合、「聞き取れても話すのが苦手」という人が多いので、そんな人こそ授業外で積極的に周りのクラスメイトに話しかけてみると飛躍的に会話力が伸びます。
授業・・・・インプット中心・学習した内容を定着させる時間。
授業外・・・アウトプット中心・雑談しながら会話力を鍛える時間。
日本でも韓国人ネイティブから学ぶことはできますが、他国出身の留学生と机を並べて勉強する環境は皆無です。ここが語学留学で会話力が伸びる秘訣なんですよねー
前置きが長くなりましたが、ここから日本人留学生の多い/少ないという表面的な情報だけを鵜呑みにしてしまわないように、客観的な数値を元にわかりやすく解説していきます。
韓国で学んでいる語学留学生数の推移(2019-2022年)
まずは韓国にはどのくらい外国人留学生がいるのかについて確認しておきましょう。
ここでは外国人留学生をD-4(一般研修)ビザ系統のうち、D-4-1(韓国語研修ビザ)を所有している外国人留学生という風に定義しておきたいと思います。
高卒以上の学歴で高等教育法により設立された高等教育機関または外国語教育機関付属の語学院(堂)で韓国語の語学研修しようとする者。
韓国で語学留学するためにビザの取得が必要になるのは、91日以上滞在する場合です。
つまり、90日以下のビザなしで滞在している短期留学生は今回の統計には入っていません。
それではさっそく見ていきましょう。
外国人留学生数の推移(全体)
2015年まで韓国に滞在している外国人留学生(正規留学、語学研修、交換留学生、その他研修生など含む)の数は9万人台を推移していましたが、2016年に初めて10万人超えを達成します。
それから順調に増えていっていたのですが、新型コロナウイルスの影響で2020-21年はやや落ち込んでいました。
ですが、2022年には166,892人と過去最高の留学生数を記録しており、数値だけを見る限りコロナの影響は収まったといってもいいでしょう。
語学留学生数の推移
2019年には過去最高の44,756人の語学留学生がいましたが、2020年4月にはコロナの影響で渡航制限がかかり32,315人とおよそ4分の1の留学生が減少したことが分かります。
これは言うまでもなく、「オフライン授業の制限」「ビザの発給要件の厳格化」という要因が大きかったものと思われます。
2021年4月時点でも23,442人とさらに減少していましたが、2022年4月には27,194人と回復傾向にあることが分かります。
日本人語学留学生数の推移
実はコロナ前とコロナ後で語学留学生が増えたのは日本出身の留学生です。
上のグラフを見てもらえばわかるように、2019年には1,587人でしたが、翌年の2020年にはコロナの影響で874人と大きく減少しました。
ですが、2021年には1,486人とほぼコロナ前の水準まで回復し、2022年には2,427人と1,000人近く増加していることが分かります。
なお2023年1月現在、日韓両国のビザなし渡航は継続しているので、90日未満の短期語学留学生を含めると、韓国の語学堂に留学している日本人留学生は、ここ数年で一番多いと思われます。
韓国の語学留学生の出身国TOP4
最後におまけとして韓国語を勉強している語学留学生の出身国について紹介します。
意外に思われるかもしれませんが、1位はベトナムで統計的には、2.5人に1人がベトナム人留学生だと言えます。
2022年度の日本人留学生は、全体では5番目に多く、語学留学生では3番目に多い結果となっています。
日本人語学留学生に人気の語学堂 in ソウル
それではここから日本人留学生の多い語学堂について紹介していきます。
ここでいう「日本人留学生の多さ」については以下の定義に基づいて算出しています。
- 語学堂に所属している日本人留学生の総数。
- 語学堂に所属している日本人留学生の占める割合。
①日本人留学生の多い語学堂ランキング
順位 | 語学堂 | 日本人留学生在籍数 |
---|---|---|
1位 | 崇實大学 国際教育院 | 248人 |
2位 | 弘益大学 国際言語教育院 | 230人 |
3位 | 延世大学 韓国語学堂 | 214人 |
4位 | 建国大学 言語教育院 | 207人 |
5位 | 漢陽大学 国際教育院 | 202人 |
6位 | 高麗大学 韓国語センター | 123人 |
7位 | 慶煕大学 言語教育院 | 109人 |
8位 | 梨花女子大学 言語教育院 | 86人 |
9位 | ソウル市立大学 国際教育院 | 83人 |
10位 | 西江大学 韓国語教育院 | 74人 |
この結果をもとに筆者なりの考察を加えてみたいと思います。
注目は崇實大学
2017年には34名しかいなかったのですが、ここ数年で一番日本人留学生の増えた学校といっても過言ではありません。
この学校が伸びた理由としては
- 比較的安い学費
- 基本的に誰でも学生寮に入れる
- 地下鉄7号線の駅前がキャンパスという立地の良さ
ざっとあげるとこんな理由かと思います。
学生寮に関しては抽選であったりそもそも語学留学生は入寮できなかったりする学校が多い中、下宿やワンルーム、コシテルなどよりも宿泊費が安く収まる学生寮はやはり人気です。
韓国人の先輩の卒業式で初めて訪問したとき、あまりにも駅チカ過ぎてびっくりしました笑
伝統的に人気の新村(シンチョン)勢
2000年代前半の韓国留学黎明期から人気の語学堂といえば、延世・西江・梨大・弘大のソウル西エリアにある新村勢(※筆者が勝手に命名)でした。
それから東に南に外国人を対象にした語学堂(韓国語教育機関)が設立されはじめましたが、それでも「日本人留学生が多いのは新村エリアの語学堂」という「西高東低」が一般的な認識でした。
上の図は西エリアにある4校(延世・西江・梨大・弘大)の日本人語学留学生数の推移を表しています。
2013年には延世大学が613人と一強状態でしたが、残り3校も新型コロナウイルス流行前の2019年には100名以上在籍していたことが分かります。
個人的な推測で話すと、大学というより「ホンデエリアにある学校」という点が人気を集める一番の理由な気がします。(ホンデめっちゃ楽しいもん・・)
東エリアの躍進
ここではソウル東エリアの代表的な語学堂として慶煕・建国・高麗・漢陽・ソウル市立のデータを引っ張ってきました。
注目したいのは、2020年以降、東エリアの5校ともに増加傾向にあるという点です。
2022年に日本人語学留学生が200人以上在籍していたのは、崇實大学、弘益大学、延世大学、建国大学、漢陽大学で、東エリア+崇實大の躍進が目立つ結果となりました。
特に漢陽大学なんかキャンパスの中に地下鉄の出口があり、国際教育院の建物も駅から階段昇って徒歩1分という最強の立地条件なんですよねー
コロナ前後で日本人語学留学生の動向が変化
学校名 | 2013-2019年 | 2020-2022年 |
---|---|---|
延世大学 | 338人 | 208人 |
西江大学 | 119人 | 53人 |
弘益大学 | 98人 | 127人 |
梨花女子大学 | 92人 | 55人 |
慶煕大学 | 93人 | 78人 |
高麗大学 | 73人 | 94人 |
建国大学 | 68人 | 124人 |
ソウル市立大学 | 46人 | 54人 |
漢陽大学 | 45人 | 113人 |
上の表はソウル西エリアの4校と東エリアの5校における日本人語学留学生の在籍平均人数を表したものです。
新型コロナウイルス流行前の2019年4月までは、西エリアの語学堂の方が在籍人数が多いことが確認できました。
他方で、2020年4月以降を見ると、東エリアの語学堂が軒並み平均在籍人数を増やしていることが分かります。
もちろん、過去3年分のデータだけを見て「東エリアの方が日本人留学生に人気」だと断定することは難しいといえるかもしれませんが、伝統的な「西高東低」は崩れつつあると私は見ています。
23年以降の統計が発表されたら追記しようと思います!
補足:日本人語学留学生の割合(シェア率)を見てわかること
数値の説明に入る前に、そもそも日本人語学留学生の割合(シェア率)を見て何がわかるのか説明しておきます。
例えば、A校に100人、B校に50人の日本人留学生が在籍しているとしましょう。
数字だけ見ると、日本人留学生の選好する学校はA校だと言えます。
ところが以下の条件だと少し話が変わってきます。
日本人留学生数 | 他国出身の留学生数 | |
---|---|---|
A校 | 100人 | 300人 |
B校 | 50人 | 50人 |
A校の場合、日本人留学生の割合は25%、B校は50%になります。
もし各学校でクラス編成をした場合、15人クラスを基準にすると
- A校・・・15人中、日本人留学生は3-4人在籍。
- B校・・・15人中、日本人留学生は7-8人在籍。
つまり、日本人語学留学生の割合(シェア率)を見ることによって、同じクラスに日本人留学生が多くなるのか、少なくなるのか大凡の目安を知ることができます。
あなたがもし
- なるべく日本人の少ない学校で勉強したい。
- 特定の国出身の留学生ばかりのクラスは避けたい。
こういった語学堂で留学したいのであれば、単に日本人の多い/少ない学校よりも、日本人の割合を参考にすべきです。
②日本人留学生の割合が高い語学堂ランキング
順位 | 語学堂 | 日本人留学生の占める割合 |
---|---|---|
1位 | 弘益大学 国際言語教育院 | 55.8% |
2位 | 崇實大学 国際教育院 | 51.3% |
3位 | ソウル市立大学 国際教育院 | 42.3% |
4位 | 建国大学 言語教育院 | 29.7% |
5位 | 梨花女子大学 言語教育院 | 29.5% |
6位 | 漢陽大学 国際教育院 | 23.7% |
7位 | 延世大学 韓国語学堂 | 19.6% |
8位 | 慶煕大学 国際教育院 | 13.6% |
9位 | 韓国外国語大学 韓国語文化教育院 | 13.2% |
10位 | 高麗大学 韓国語センター | 11.5% |
それではこちらの数値を元に筆者の考察を加えていきます。
西エリアは弘大が圧倒的シェア率!
西エリアの4校だけを抽出した過去4年間(2019-2022年)の日本人語学留学生の割合を表した図になります。
学校名 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 平均 |
---|---|---|---|---|---|
延世大学 | 19.2% | 15.2% | 21% | 19.6% | 18.7% |
弘益大学 | 24.8% | 13.1% | 31.3% | 55.8% | 31.3% |
西江大学 | 15.1% | 7.1% | 9.1% | 8.8% | 10% |
梨花女子大学 | 24.9% | 15.6% | 17% | 29.5% | 21.7% |
説明不要ですが、弘大は日本人語学留学生が過半数を占めています。(2位は中国、3位はベトナム)
在籍人数自体も(念願の)延世超えを果たしたので、2022年の数値だけを見ると、日本人留学生に一番人気のある西エリアの学校は弘大になります。
実はグローバルな延世大学
次に、延世大学を見てみると在籍人数自体は多いのですが、日本人の割合でいうと大体18%前後で推移しているので、他国からの留学生が多い学校だと言えます。
ここから日本人に人気のある学校は延世大学だと言えますが、だからといって学校内で日本人と遭遇したり、日本人と同じクラスになる確率が必ずしも高いとは言えないことが分かります。
ひそかに日本人留学生が多数を占める梨花女子大学
個人的に驚きだったのが、梨花女子大学の日本人率の高さです。
2022年4月時点での在籍人数は86人と、他校に比べると少ないです。
ですが実は梨花女子大学で一番多いのは日本人留学生という結果でした。
穴場になりつつある西江大学
かつては「マラギ(会話)の西江」ということで、会話中心の授業で人気を集めていたのですが、ここ数年は日本人留学生よりも他国からの留学生の方が多くなりつつあります。
西エリアの他の3校に比べると、日本人留学生の割合が低いので1-3級クラスであれば日本人よりも他国出身の留学生が多くなる確率が高いと思われます。
東エリアで一番シェア率が高いのはソウル市立大学
次に東エリアの6校だけを抽出した過去4年間(2019-2022年)の日本人語学留学生の割合を見ていきたいと思います。
学校名 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 平均 |
---|---|---|---|---|---|
ソウル市立大学 | 30.2% | 26.5% | 27.5% | 42.3% | 31.7% |
建国大学 | 11.4% | 24% | 20.4% | 29.7% | 21.4% |
漢陽大学 | 5.2% | 8.6% | 16.7% | 23.7% | 13.5% |
高麗大学 | 5.9% | 7.8% | 11.7% | 11.5% | 9.2% |
慶煕大学 | 6.8% | 6% | 12.5% | 13.6% | 9.7% |
韓国外国語大学 | 3.9% | 4.5% | 10.1% | 13.2% | 7.9% |
東の王者はソウル市立大学が平均31.7%と圧倒的なシェア率を誇っています。
2022年には日本人留学生の在籍人数は83人で、2位台湾の57人を大きく引き離しています。
弘益大学と同様にこの学校に入学すると、高い確率で日本人留学生が多数派のクラス編成になると思います。
「学費が安いこと」「初学期は学生寮に入れること」「公立だけどキャンパスがきれい」というのが選ばれる理由だと思います。
建国 vs 漢陽
建国大学と漢陽大学の日本人留学生が増加傾向にありますが、表からもわかるようにシェア率も伸ばしていることが分かります。
以前は「日本人の比較的少ない学校」という名目で紹介されることが多かったですが、過去の話なのであまり当てにしない方がいいでしょう。
両校の違いを上げると、日本人留学生の順位になります。(2022年)
- 日本人(207人)
- 中国人(87人)
- フランス人(51人)
- 中国人(302人
- 日本人(202人)
- モンゴル人(105人)
学校の規模でいうと漢陽大学の方が在籍人数は多く、特に中国人留学生の多いBIG3(慶煕、高麗、漢陽)の一つで、モンゴル、ベトナムなどアジア圏出身の留学生が多いという特徴があります。
一方で建国大学では日本人留学生が一番多く、フランス、ドイツ、スペインなど西ヨーロッパ出身の留学生が相対的に多いという結果が出ました。
両校ともに地下鉄2号線で駅近、大学付属病院も隣接、しかも同じエリアの名門私立大学という共通点からライバル関係です(たぶん)
似たような比率の3兄弟(高麗・慶煕・韓国外大)
東エリアの北側に位置している高麗、慶煕、韓国外大も昔から日本人留学生は在籍していましたが、他国出身の留学生の方が多いという状態が続いていました。
ですが、2021年には3校ともに揃って日本人留学生の割合が10%まで増加し、2022年も日本人留学生が増えています。
先述したように高麗・慶煕は中国人留学生の多いBIG3の一角なのですが、韓国外大はキャンパスの規模が小さいせいか、出身留学生の割合が非常にバランスが取れています。(2022年度基準)
- 中国人(45人)
- 日本人(30人)
- モンゴル人(20人)
- ベトナム人(19人)
- フランス人(11人)
全体で語学留学生数が約200名しかいないので、アットホームな環境で韓国語を勉強したい人には個人的におすすめです。(高麗:約1,000人、慶煕:約800人)
筆者も韓国外大で1学期勉強しましたが、今でも一番韓国語の実力が伸びた時期だったと思います。
日本人が多数派を占める崇實大学
日本人留学生の在籍人数では西エリアの2強(延世・弘大)を上回った注目校の一つですが、シェア率も圧倒的No.1なので2022年に日本人留学生に最も選ばれた語学堂と言っても間違いないでしょう。
参考までに国籍別の在籍人数は以下の通りです(2022年4月1日時点)。
- 日本人(248人)
- ベトナム人(93人)
- 中国人(63人)
- ロシア人(21人)
- 台湾人・フランス人(11人)
韓国留学初心者に人気・おすすめ語学堂リスト
エリア | 語学堂 | 授業料(1学期) | 学生寮 |
---|---|---|---|
西エリア | 延世大学 韓国語学堂 | 1,770,000ウォン | 先着順 |
東エリア① | 漢陽大学 国際教育院 | 1,730,000ウォン | 先着順 |
東エリア② | 韓国外国語大学 韓国語文化教育院 | 1,630,000ウォン | 先着順 |
南エリア | 崇實大学 国際教育院 | 1,490,000ウォン | 入寮可(最大2学期まで) |
- 韓国語学堂の先駆けであり安心安全な学習環境。初めての留学でハズレのない選択をしたい人には特におすすめ。
- 以前は中国・日本出身の留学生が多数派を占めていたが、近年は国籍の偏りが少ないクラス編成が実現。
- 語学堂、学食、学生寮が隣接しているので生活環境は便利。学生街なので遊ぶのには困らない。
- 寮が先着順なので申請開始とともに申し込まないと入寮できる確率はかなり低い。
- 最寄りの地下鉄の駅から徒歩20分ほど(意外に遠い)。
- クラス奨学金を狙う場合、クラスメイトの日本人や中国人がライバルになる可能性がかなり高い。
- キャンパス内に地下鉄の出入口が存在するので移動が非常に便利。
- ホームページから予約すればメンタリング制度が利用でき、韓国人学生と個別でのレッスンが可能。
- 語学留学生の使用する寮は大学が管理しているビルディングなので、基本的に門限はなく24時間自由な出入りが可能(寮の規則に反すると退寮処分になります)。
- 新入学の場合、午後のクラスになる可能性が高い(先着順で決まる)
- 図書館を利用する場合、坂道で傾斜があり特に雨の日の移動が不便。
- 学生寮は利用可能だが先着順で決まるので、申込み初日から埋まっていき空きが期待できない。
- 他校に比べるとキャンパスが小さくアットホームな環境。学生数もそれほど多くない。
- 韓国語レベルによっては10人以下の少人数クラスになることもある。
- 授業の質には定評があり、通訳・翻訳専攻への進学を視野に入れている留学生も多いせいか真面目な留学生が多い。
- バスを使わないとソウル中心部への移動がやや不便(ちょっと時間がかかる)。大学の周辺はそれなりに栄えているが、西エリアの学生街に比べると物足りなさを感じるかも。
- 学生寮は利用可能だが先着順で決まるので、申込み初日から埋まっていき空きが期待できない。
- 正門前に地下鉄7号線の出口があり交通の便がとてもよい。特に高速ターミナル、カンナム方面へのアクセスが良い。
- 入寮希望者は寮に入ることができるので、下宿やコシテルを探す手間がはぶける(最大2学期まで)
- 他校に比べると授業料がやや安い。
- 他校に比べると大学周辺はあまり栄えていない(バスで ソウル大入口駅にある「シャロスキル」に行くと食堂・カフェが集まっています)。
- 日本人留学生が多いという点ではメリットにもデメリットにもなり得る。
まとめ
- 日本人留学生は伝統的に西エリアの語学堂に集まっている。
- 2020年は、感染防止対策に伴うオフライン授業の休止、オンライン授業の導入などの影響で留学生数が減少。
- 2021年からは東エリアの語学堂が増加傾向にあり、「西高東低」が崩れつつある。
- 2023年度は、弘大、崇實大、漢陽大、建国大、ソウル市立大あたりがさらに日本人留学生が増えそうな予感。
最後に今回の記事を作成する上で参考にしたリンクをまとめておきます。
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