韓国の大学に進学する正規留学生(外国人留学生)に人気のある大学について調べてみました。
この記事では、韓国の大学に進学する正規留学生に人気のある大学について解説していきます。
この記事が役に立つ人
- 韓国のどの大学に進学するか迷っている人
- ソウル市内にある大学に留学したい人
- 競争率の高い学部・学科について把握しておきたい人
この記事を書いた人
- 2012年から2019年まで韓国ソウルに在住。
- 語学留学▶大学留学▶ワーホリ▶永住などの資格で滞在。
- 現役の韓国語講師であり韓国留学コーディネーター。
目次
人気大学のランキング選定基準
「人気」と一言でいってもその解釈は人によって様々だと思います。
本稿では「在籍している正規留学生(学部)の総数」と「増減率」という数値を基準に順位を決めています。
正規留学生(学部)が在籍している大学TOP10(2022.4.1時点)
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順位 | 2021年 | 2022年 |
---|---|---|
1位 | 慶熙大学 | 漢陽大学 |
2位 | 漢陽大学 | 慶熙大学 |
3位 | 成均館大学 | 中央大学 |
4位 | 中央大学 | 成均館大学 |
5位 | 高麗大学 | 延世大学 |
6位 | 延世大学 | 高麗大学 |
7位 | 韓国外国語大学 | 韓国外国語大学 |
8位 | 国民大学 | 国民大学 |
9位 | 建国大学 | 崇實大学 |
10位 | 崇實大学 | 建国大学 |
ここ数年、正規留学生総数1位の座を争っているのは、ソウル東部の慶熙(キョンヒ)と漢陽(ハニャン)の2校。どちらの大学も2万人以上の在校生を擁するマンモス校として有名な大学です。
2022年の結果は、漢陽大学(3,275人)に対して、慶熙大学(3,206人)と本当にわずかの差ですが、漢陽大学が1位となっています。
正規留学生(学部)の増減率で見た大学TOP10(2022.4.1時点)
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順位 | 大学名 | 前年比増減率 |
---|---|---|
1位 | 漢陽大学 | △14% |
2位 | 延世大学 | △12% |
3位 | 中央大学 | △10% |
4位 | 韓国外国語大学 | △0.1% |
5位 | 崇實大学 | ▲0.4% |
6位 | 慶熙大学 | ▲0.5% |
7位 | 高麗大学 | ▲5% |
8位 | 成均館大学 | ▲6% |
9位 | 国民大学 | ▲13% |
9位 | 建国大学 | ▲13% |
続けて増減率について見ていきます。
昨年(2021年)に比べ外国人留学生の在籍人数が増えていればプラス(△)、減っていればマイナス(▲)で表記しています。
正規留学生の数が増えた大学は、漢陽(ハニャン)、延世(ヨンセ)、中央(チュンアン)、韓国外大(ハングウェデ)の4校ですが、そのうち前年比10%以上増えたのは、漢陽、延世、中央という結果でした。
タカ
中央大学は日本人留学生がほとんどいない(あまり知られていない)超穴場の留学先なので個人的にはオススメしています。
日本人正規留学生の在籍数の多い大学TOP10(2022.4.1集計時点)
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順位 | 大学名 | 在籍人数(学部) |
---|---|---|
1位 | 延世大学 | 181人 |
2位 | 慶熙大学 | 128人 |
3位 | 建国大学 | 85人 |
4位 | 崇實大学 | 79人 |
5位 | 成均館大学 | 73人 |
6位 | 韓国外国語大学 | 58人 |
7位 | 西江大学 | 57人 |
8位 | 高麗大学 | 52人 |
8位 | ソウル市立大学 | 52人 |
10位 | 漢陽大学 | 47人 |
最後に参考までに日本人留学生の在籍人数について見ておきます。
今も昔も変わらずソウルの人気校といえば延世大学で、毎年多くの日本人留学生が進学しています。
一方で、外国人留学生が最も多い漢陽大学は全体で10番目、逆に全体で10番目だった建国大学は3番目に多いという結果でした。
まとめ
整理すると
- ここ数年で日本人留学生の在籍人数が多いのは延世大学。
- 建国、崇實大学は日本人留学生が占める割合が高いが、他校に比べると留学生数自体はそれほど多くない。
- 漢陽大学、中央大学は日本人留学生の割合が少ない。
- 特に中央大学に関しては「inソウル」でありながら、ほぼ日本人留学生がいない稀有な大学。
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