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韓国への大学出願準備【外国人入試要項の読み方を日本語で解説】

今回は韓国の大学の入試要項(外国人留学生入試)について解説します。

韓国の大学入試要項を初めて読むという方でも理解できるように、具体的にどんな内容が書かれているのかを日本語で説明しています。

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韓国の大学に留学するためには入試要項を熟読し、必要な書類をしっかり準備することが何よりも大切です。

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新型コロナウイルスが流行する前まで7年間、韓国で生活しており、語学留学▶大学留学▶ワーホリ▶永住などの資格で滞在していました。現在は韓国語と留学の専門家として活動中。

韓国の大学に出願するためには、韓国語の入試要項を読まなければなりません。

「外国語の入試要項って読むのが大変じゃないか?」

もちろん入試要項なので専門用語が出てきたり、見慣れない言葉もあったりします。

ですが、韓国の大学入試要項において抑えておくべきポイントが分かれば読みやすくなります。

今回は3つのポイントに絞って解説していきます。

韓国の大学入試要項を解読するための3つのポイント

入試要項を最初から熟読する前に優先的にチェックすべき項目が3つあります。

  1. 出願資格について
  2. 出願スケジュールについて
  3. 提出書類について

それでは順番に説明します。

1.出願資格について

出願資格については大きく3項目あります。

  • 国籍
  • 学歴
  • 語学力

この3つの項目を満たすことが外国人留学生入試に出願するための必要条件になります

国籍について

まず志願者本人と両親の国籍が韓国の国籍ではないというのが一般的な出願資格になります。

例えば、韓国籍の両親が帰化(日本国籍を取得)した場合や両親のいずれかが韓国の国籍である場合などは、外国人留学生入試の出願対象外になる場合があるので注意が必要です。

また家族全員の国籍が日本であったとしても、例えば韓国国内の学校に通っていた場合でも出願対象外になり得ます。

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国籍に関する判断は大学によって異なります。詳細については募集要項を確認するか大学に直接質問してみてください。

学歴

日本の大学受験と同様に高卒以上の学歴でなければ出願することができません

高校を卒業していれば問題ないのですが、高校在学中(卒業見込み)の場合はどうなるのか。

実は卒業見込みでも出願可能かどうかの判断は大学によって異なります

例えば、来年3月に卒業する予定の高校3年生を例に説明します。

ケース1.来年3月から留学する場合

この場合、出願時には高校に在学しているため卒業見込み資格での出願となります。

入試要項に「졸업예정자」(卒業見込みの者)も出願可と記載があれば、卒業見込み資格でも出願できます。

ですが、もし「卒業見込みの者は出願不可」と書かれている場合には出願することができません。

ケース2.来年9月から留学する場合

高校を卒業してからの出願になる場合は、卒業見込みの有無を気にする必要はありません。

ただし9月入学の出願時期が2月から3月の大学に留学しようとする場合には注意が必要です

というのも、ほとんどの学校が3月の卒業式以降でないと卒業証明書が発行されない関係で出願期間中に卒業証明書の提出が間に合わないことがあるからです。

この場合には卒業見込みの状態で出願し、後日合格したら卒業証明書を提出しなければなりません。

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この他にもホームスクーリング、高卒認定試験などの受験資格について各大学によって対応が異なるため別途確認が必要になります。

語学力

基本的にはTOPIKの成績表を提出する場合がほとんどです。

もし英語トラックで受験するという場合には、TOEFLやIELTSのスコアを提出します。

なおTOPIKの成績表の提出が必須である大学と、そうではない大学があります。

一見すると、TOPIKの成績表がなくても出願できるのはメリットに思われるかもしれませんが、以下のようなデメリットも存在するのでよく考えて出願するようにしましょう。

TOPIK成績表を提出しないデメリット

韓国語義務履修という制度が設けられている場合があります。TOPIKの成績表未提出のまま入学した場合には、大学側が求める韓国語レベルを満たすまで休学して語学堂に通うというものです。
語学堂にかかる費用は大学の学費とは別払いのため負担が増えます。ですので、なるべくTOPIKの成績表を提出できる状態で留学することを個人的にはおすすめしています。

補足:留学するために必要なTOPIKの級数

韓国の大学留学に求められる最低限のTOPIKのレベルは中級にあたる3級です。

ただしTOPIK3級レベルでは大学の授業についていくのは難しいので注意しましょう。

TOPIK3級とはあくまで出願するための最低基準であり、実際には高級である5−6級で出願している志願者もいます。

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ちなみに韓国の大学の外国人留学生には卒業要件としてTOPIK4級を課しているので、TOPIK未受験のままでは卒業できません。

2.出願スケジュールについて

次に出願スケジュール(日程)です。

これは特に併願を考えている人、TOPIKの成績表をギリギリ提出する人は注意して見る必要があります。

韓国の外国人留学生入試の流れは以下の通りです。

・オンライン出願
・書類提出期間
・面接試験(該当する大学・学部のみ)
・合格発表
・授業料納付期間

オンライン出願とは?

日本の大学に出願する場合、紙の願書に記入して郵送するのが一般的ですが、韓国の大学ではオンライン出願が広く利用されています。

U-wayという大学出願サイトが有名で、多くの大学の入試要項にもこちらのサイトを利用するように説明があります。

ちなみにオンライン出願で全て完結するわけではなく、オンライン出願後にプリントアウトした願書や提出書類の原本をあわせて郵送することになるので忘れないようにしましょう。

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まれに大学独自のシステムを用意している大学もありますが、個人的にはU-wayの方が使いやすいと感じています。U-wayについて別記事で解説予定です。

外国人留学生入試の出願時期

9月入学の場合、早い大学であれば2月から出願がスタートし、遅い大学でも5月までには出願時期が終わります。

3月入学の場合には8月頃から出願が始まり、12月には出願できる大学の数は非常に限られてきます。

TOPIK成績表を提出する際の注意点

日本国内で実施されているTOPIKは、例年4月、7月、10月に実施されます。

今年2月に出願するという場合には、昨年の10月に受けたTOPIKのスコアが最新版になり、2年間が成績の有効期間になります。

なお大学によって提出できる最新のTOPIKスコアは異なってくるので、入試要項などの記載内容を確認する必要があります。

併願する場合の注意点

併願を考えている場合には、授業料納付期間について注意が必要です

例えば、A大学(本命)とB大学(滑り止め)という2つの学校を併願したとします。

もしA大学の合格発表日よりも先にB大学に合格し授業料納付期間を迎えてしまった場合はどうでしょう。

結論からいうと、B大学への入学権利を確保するためには、学費(入学金+授業料)を全額納付することが原則となります

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日本の大学の場合、入学金と授業料の納付期日が異なる二段階方式が採用されていますが、韓国の大学は学費一括納入である場合がほとんどです。

入学放棄する場合には大学の規定を確認する

B大学に学費を払い、A大学に入学するという場合には、B大学の入学放棄の手続きが必要です。

学費払い戻しの規定については大学のルールに基づいて行われることになるため募集要項を確認しなければなりません。

3.提出書類について

最後に提出書類についてです。

いずれの大学にも共通して求められる提出書類(新入学)は以下の通りです。

・高校の成績・卒業(見込み)証明書
・本人・両親のパスポート
・家族関係を証明する書類
・銀行の残高証明書

大事なポイントは、できるだけ英文の書類を発行してもらうということです

出身高校の成績・卒業(見込み)証明書

在学中の場合には別途、在学証明書が必要になる場合ああります。

可能であれば英文の証明書を発行してもらいましょう。

和文(日本語)の場合、韓国語または英語に翻訳して提出することになり面倒だからです。

基本的に提出書類は日本語はNG

ほぼ全ての大学の入試要項には「提出書類は韓国語または英語」と書かれています。
日本語の書類を提出することもできますが、日本語の原本と翻訳を提出しなければなりません。そして少しややこしい話になりますが、必ず公証という手続きが必要になります

補足:公証とアポスティーユについて

詳しくは以下の記事で解説したのでそちらを参考にしてください。

本人・両親のパスポートの写し

志願者本人のパスポートの写しは必須ですが、両親のパスポートに関しては未所持の場合、別の公的身分証で代替可能です。

ほとんどの方は運転免許証を選びますが、運転免許証の写しを提出する場合、韓国語または英語に翻訳したものを提出しなければなりません

これがパスポートの場合だとそのまま提出できるので楽です。

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もし可能であればご両親のパスポートをつくるよう打診してみるのもありですね。

家族関係を証明する書類

外国人留学生入試制度を利用する場合、志願者とその両親が韓国の国籍ではないこと、つまり日本国籍であることを証明し、かつ家族関係についても証明しなければなりません。

韓国では「家族関係証明書」という公的証明書が存在するのですが、日本でこれに該当するのは「戸籍謄本」になります。

なお戸籍謄本は日本語でしか発行されないため、英語または韓国語に翻訳・公証したものを提出しなければなりません

銀行の残高証明書

D-2ビザの申請に必ず必要になる書類です。

残高証明の金額については大学により多少異なりますが、米国ドル基準で$20,000以上という学校が多いです。

こちらは最初から英文で発行できますが、発行までに1週間から2週間かかります。

ですので、余裕をもって準備する必要があります。

まとめ

今回は韓国の外国人留学生入試に出願するために必要な入試要項について説明しました。

もう一度整理すると、入試要項を読む際にはまず以下の項目について重点的に確認するようにしましょう。

  • 出願資格について(国籍・学歴・語学力)
  • 出願日程について(3月入学・9月入学)
  • 提出書類について(英文証明書、公証・アポスティーユなど)

留学の第一歩は入試要項をしっかり読み、完璧に準備することです。

焦らず確実に出願できるように余裕をもって準備していきましょう。

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